*File 3:第1回入院生活A*



その2:第1回大腸ファイバー

「いやー、いやー、絶対いやー」
「じゃあ麻酔して!全身麻酔よ!!」
(おいおい、私はダダッ子かい^^;・・・まさに医者を悩ます不良患者?)

結局、長男の保育園の卒園式出席と引き換えに
一大決心して臨んだ、第1回大腸ファイバーでした。
(なぜ第1回なのかというと、このあとすぐに第2回が待っているからなのだ(泣))

検査前日、おやすみ前に軽い下剤を飲む。
この時はまだ薬を飲む時以外は、飲水禁止だったので、
下剤飲むのも、水分補給気分で何となく嬉しかったりした^^

〜検査当日〜
朝いちで看護婦さんがやって来て
「今日は大腸の検査だから、検査前に腸をキレイにする為に
下剤を
4リットル飲んでもらうからねー」と言った。
この看護婦さんという人が、普段からメチャクチャ面白い人だったので、
てっきり検査でブルーになっている私の事を気遣って
面白い事言ってくれてるんだと思ったんだけど、
冗談なんかじゃなかったのね・・(^^;)

一応、1時間で1リットル、4時間で4リットルというノルマを与えられたのですが、
1時間経過で、マグカップ一杯分しか飲めていない状態。
正直焦りました^^;そこへ主治医登場。
飲めないと言う私に向かって
「どーしても飲んでもらわないと、困る!」と言った(大泣)。
仕方なく飲もうとする私。しかし、飲めないという現実(涙)。

結果的には、検査をする内科の先生からのお許しを得て、
1リットル弱しか飲んでいない状態での検査が始まった。
あれほど「麻酔してー!!」と主治医にはお願いしていたというのに、
話がちゃんと伝わっていなかったのか?痛いの何の・・・(泣)
結局検査は、私があんまり痛がるので、カメラが15cmほど入ったところで
終わったのでした^^;(強制終了?)

検査結果は意外にも、
「クローン病疑いよりも、腸管子宮内膜症疑い」というものでした。
何でも数年前に、同じようにクローン病疑いで大腸ファイバーの検査をしたところ、
腸管子宮内膜症だったという患者さんが居たとかで、
私の腸の状態が、その方のケースと非常によく似ていたということでした。

私は二十歳くらいの時に、実は子宮内膜症を患っていたことがあり、
2年間ほど治療に通っていたことがありました。
しかも、その時の病変部位というのが、ちょうどS状結腸の裏側辺りだったので、
これはもう主治医も、内科の検査して下さった先生も、
そして勿論この私も、みんなして
「もしかしたら、クローン病よりも腸管子宮内膜症の方が確立高いかも?」という
願い・期待で盛り上がる中、
「でもやっぱりクローン病かもしれない・・・」という不安とごちゃ混ぜの
何とも複雑な心境で、第2回の検査を待つ日々でした。