* File 6:自主絶食 *



『自主絶食』
あぁ・・なんて、美しい響き(爆)

私が、初めて自主絶食を決行したのは、
平成13年1月1日〜31日の1ヶ月間でした。

クローン病と宣告されて、
「何も食べれなくなる日が、私にもやって来るのだろうか。
液体だけで生きていくくらいなら、死んだほうがまし(大泣)」と
思ったことさえあった、この私が、
発病してから1年も経たないうちに自らの意思で絶食を始めるなんて・・


周りのみんなは、そりゃ驚きましたよ。
家族や友達は勿論、クローンの友達も主治医さえも(笑)
「絶食しないといけないほど、具合悪いの?」と。


一応、建て前的には、「うーん、何となく〜」とか、
「気まぐれみたいなもの〜」とか、
「今なら出来そうかな?と思って」とか、
「願かけ」とか・・・etc.

それらの理由、全部、本当と言えば本当なんだけど、
私の本心はちょっと別のところにありました。


その頃の私は、自分では抱えきれないような大きな問題を心に抱えていて
とにかく、それが辛くて、辛くて・・・。


その”辛さ”から逃げるような思いで始めた自主絶食でした。

絶食を始めるまでの私は、とにかくその”辛い問題”のことで
頭の中がいっぱいいっぱいで、
全意識がその問題に集中してしまっているという状態でした。

絶食を始めることで、”辛い”という思いでいっぱいだった
私の心の中に、「おなかすいたよ〜」という別の思いが現れ、
その為、意識が分散され、いくらかその”辛い思い”からも
逃れることができました^^

しかし、結果的には、「おなかすいた〜」という我慢も
1ヶ月が限界でしたね(笑)


けれども、その”辛い”という別の思いがあったからこそ、
1ヶ月間の絶食を何とか絶えられたんだと思います。


「もう1回やってみ」と言われても、
多分できない^^;


ちなみに、そのころ抱えていた”辛かった思い”も
絶食したこと、新たに別に問題が降りかかってきたこと(^^;)
そして、何より周りのみんなの励ましや支えによって
何とか解決(・・?)の兆しも見えて来ている今日このごろです。
                            
(※H13.4現在)