*File 8:第2回入院生活A*
その5:恐怖の小腸造影(><)
5月30日 いよいよこの日がやって来た・・・。 数ある検査の中で、何より私が恐れていたのが、この小腸造影検査。 小腸造影の話をする度に、 「麻酔してくれんかったら暴れるかもしれんー!」 「全身麻酔してー!」 「十ニ指腸を管が通らんかもしれん(泣)」などと、 予め病棟の主治医(以下担当医)に不安を言い続けていた私。 そういった私の数々の不安を考慮してくれてか・・・? まず右鼻に、ゼリー状の局所麻酔を注入。 「普通の人ならこれで終わりだけど、あなたの場合、 倍量入れとくからね^^」と、 嬉しいような、嬉しくないような・・。 しかしその直後、右鼻に造影チューブを入れるが、 何故か鼻の奥の所でガツンガツン!当たる当たる!! どうしても引っかかって右鼻を越えられないので、 「じゃあ左鼻で」って・・「おいおいーッ!」 左鼻は何とか通過(ホッ)。 しかし、喉の通過にちょっと時間をとられる。 「おえおえーっ」でかなりキツかったけど、胃カメラの痛さよりはましだった (当たり前か(笑))。 が、いつまでも喉の違和感が消えず、気持ち悪かった(泣)。 十二指腸は、私の不安とは裏腹に難なく通過したが、 私の場合、十二指腸と空腸の境目のトライツが、 普通の人とちょっと向きが違うらしく、 どうしてもここで管が曲がってくれず、 ガイドワイヤーを入れ替えることになる。 ガイドワイヤーを入れ替えたにもかかわらず、 このガイドワイヤーが柔らかすぎた為に、 入れても入れてもトライツを越えられずに、 管が胃の中でクルクルグルグル空回り(泣)。 この時の気持ちの悪さときたら もう、おぇおぇのげぼげぼで、胃液を吐いてしまいました(TT)。 しかも、担当医の手のひらの中に・・「先生あの時は本っ当ーにごめん!」 仕方なく、今度はイレウス管のガイドワイヤーを使い、 これで何とかトライツを通過したが、 ここにくるまで内科医3人がかりよっ(怒)! もぅ、この時点で涙ボロボロ(TT_TT) 造影液を入れてからは、 「上向いてー、下向いてー、 右向いてー、左向いてー、 息吐いてー、息止めてー」って 言う指示のうち、右と左がどうしても聞き取れない。 これはきっと、鼻に入れた局所麻酔の量が多すぎた為に 耳が聞こえにくくなってしまっていたんだと思う。 (何と言っても普通の人の4倍だもんね^^;) その為、結局右向き・左向きは、 担当医に「もう自分で動かなくていいから、僕が動かすから。」と言われ、 先生に体を動かしてもらった・・。 なんてヘナチョコな私(TT)超情けなかったッス(泣)。 ★検査の結果★ 幸いにも小腸には小さいキズ(潰瘍のあと)は、いくつか見られたものの、 狭窄部位も特に見受けられず、わりといい状態ということでした^^ (しかし、小腸機能障害で身障4級をもらうつもりだった私にとっては、 ちょっと残念な結果だったかも。おっと、不謹慎でした^^;) その事を言う為に、わざわざ検査室の中まで入って来てくれて、 検査結果の報告をしてくれた主治医に向かって、 その言葉を喜んで聞く間もなく私の口から出てきたのは、 「もう終わった?終わった?はやく抜いて〜(泣)」という言葉でした^^; それほどイヤだったっていうことさっ! そしてこれまた抜く時の気持ちの悪さ(><) 毎日毎晩、経管経腸されてる全国のクローン患者の皆さんっ! みんな、すっご〜〜いっ! だってそれって毎晩、小腸造影してるのと同じことじゃんっ! (ん?ちょっとちがう?) ”もー二度と、二度と小腸造影なんて出来なーい!!” 少なくともあと7年は絶対できねー! |
★小腸造影後★ バリウムを出す為に、 マグコロール400ml+ラキソベロン10滴+プルゼニド2錠飲む。 が、次の日のレントゲン検査の結果、 バリウムがまだ大腸に残っているということで、 再びマグコロールを400ml+ラキソベロン15滴を飲む。なぜじゃあ〜(><) しかし、夜になって37度8分の発熱。 今回入院してから初めての発熱ということで少々焦る^^; 解熱剤を使わず氷枕で熱は下がったので、 おそらく下剤によって腸に刺激を与えた為の発熱だろうと思われたが 二日続けての下剤攻撃の為、トイレに行く回数、数知れず。 おしりに”違和感”というものを初めて感じる。 その為、”もしかして、おしりからの熱?”と恐怖を感じる・・・。 でもそのことは、怖くて、先生にも看護婦さんにも言えず^^; 次の日のレントゲンの結果、バリウム残なし(ホッ)。 しかし、発熱したために、 エレンタールは4パックまで上がり、IVHの点滴も1パックに減っていたのに、 エレンタール中止(泣)、点滴2パックに逆戻り(泣)。 『熱が出たのでスタートに戻る』・・・まさに、”クローンすごろく”(爆) |